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赤紫蘇栽培日記⑪~次世代へ、来シーズンの準備作業~

2013 年 9 月 7 日

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赤紫蘇畑も9月になると御覧のとおり、すっからかん(笑)。

 

収穫後、何度もトラクターですき込み次の準備が始まっています。

参道から少し入った棚田にある畑(写真上)は、観光に来られた皆さまに喜んでいただけるように

コスモスの種を例年撒いています。10月中旬頃が見頃となると思いますのでお楽しみに!

 

そのたの畑は、10月上旬に菜の花漬となる菜の花の種まき作業が控えています。

年間を通じて畑での作業があるのは、季節感を感じる素敵な事かもしれませんね。

 

さて、もうひとつ!

志ば久にとって一番重要(かもしれない)作業があります。

 

それは「紫蘇たちの種採り作業」です。

 

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大原の赤紫蘇は市販の種ではなく、昔から先人たちがずっとつないできた種。

毎年撒き、収穫し、そして種を採るというサイクルを繰り返して今に繋がっています。

ちりめん赤紫蘇という表現がされる場合もありますが、市販のちりめん赤紫蘇と比べると

そこまでちぢれていないし、葉も大きく厚い。

厳密には不明ですが、ちりめん赤紫蘇から派生し大原ならではの固有種となったのかもしれませんね。

この香り良い赤紫蘇無くして、当店のしば漬けは作り得ないという事。

 

種を取る作業というのは翌年以降につないでゆくためにとても重要な作業なのです。

 

昨日はまず赤紫蘇たちを竹垣で囲む作業を行ないました。

大きく成長した紫蘇は倒れやすいので、そのための補助となります。

 

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紫蘇の穂先の部分まだ蕾はついていませんが、9月下旬から10月上旬になると

蕾が付き紫蘇の花が咲き始めます。

 

先日より大荒れの天気が続いていますが、早く初秋らしい秋空になって欲しいものですね!

 

伝統のしば漬け、手造りの京漬物 ~京都大原 志ば久(しばきゅう)~

この投稿は 2013 年 9 月 7 日 土曜日 4:48 PM に ・赤紫蘇作りの事 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。

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