赤紫蘇栽培日記⑩~収穫の風景、赤紫蘇ジュースのコツ~
先日の販売開始以来、当店自社農場の赤紫蘇の御注文を多くの皆さまよりいただきありがとうございます。
少々混みあっている事もあり、発送が少し遅くなり御迷惑をお掛けしておりますが、日々頑張って早朝より
刈り取り、新鮮な状態でお届けできるよう努めておりますので御了承の程宜しく御願いいたします。
さて、本日はそんな収穫の風景を少し皆さま御紹介させていただこうと思い、今朝の収穫時少し写真を
撮ってきましたのでよろしければ御覧ください^^
※赤紫蘇ジュースのコツについては、文面最後に記載いたしますね。
AM6:00
今朝の赤紫蘇畑、先日まで雨降りの中の収穫でしたが今日は曇り空。
紫蘇の葉にまだ露がついていました。
赤紫蘇の収穫にとって暑い日中の陽射しは天敵。
せっかく収穫し立ての紫蘇たちがみるみる萎れてしまいます。
眠い目を擦りながらでも、やはり早朝の収穫に限ります^^
刈り取った赤紫蘇はコンテナに入れて、軽トラックに積み込みます。
当店の赤紫蘇畑は4ヶ所。
一番遠い畑からでもクルマでおよそ5分。
新鮮なうちに工場まで運ぶ事ができるのが利点です。
持ち帰った赤紫蘇たちは、水洗いする前に御注文の目方に仕分け作業を行ないます。
水洗いすると正味重量がわからなくなるため、当店では乾燥重量にて量る事をこころがけています。
各数量に仕分けされた赤紫蘇たちは、水洗いされ紐をかけて2時間ほど水切り作業。
昼前頃、ナイロン袋に詰め、新鮮な状態で皆さんの手元へお届け出来るように、夕方のヤマト便引取直前まで
冷蔵庫で冷却保管されます。
よくスーパーで赤紫蘇たちが常温で置かれ、しんなりしているのを見ると
赤紫蘇を栽培している者として、とても残念な気持ちになります・・・
「収穫したてはきっとみずみずしくパリっとしていたやろうに、
常温で販売されているためにしんなりとアタマをもたげちまって、う~ん見るにしのびない・・・(>_<;)」
自分達が頑張って栽培した赤紫蘇、やはり元気な状態で皆さんのもとへ届けたい!
そんな思いで日々の収穫から発送までの作業を行なっています^^
さて、本日はもう一点!
赤紫蘇の収穫作業や日々の御中元の製造に追われ、なかなか自家用の赤紫蘇ジュースが作れて
いませんでしたが、ようやく作れましたので少し作る際のコツを記載しておきますね!
赤紫蘇ジュースの作るために赤紫蘇をお求めいただいた方は御参考にしてください。
①赤紫蘇を摘みとる作業について。
当店の赤紫蘇は洗浄済みです。
商品到着後、洗わずそのまま御利用ください。
※紫蘇梅干しや生姜漬、らっきょう等に使用する際も同様です。
赤紫蘇は洗ってすぐ葉をむしろうとすると、手にベタベタとつき非常に作業がやりづらいです。
再度洗っていただきますと、また水が切れるまで待たなければいけません。
そうこうするうちに鮮度が落ちます。
また枝つきの状態での発送ですので、特に3kg以上御購入いただいた皆さまは初めての場合、
到着した荷物の大きさに度肝抜かれます(笑)。枝つきですので、非常に大きなスペースを取ります。
もし再度洗う場合でも、葉を取ってから葉だけを洗うようにしてください。少しでもスペースが少なくて済みますので^^
②赤紫蘇を入れるタイミング
しっかりと沸騰した状態へ入れてください。
最初は葉のお湯にたいして、紫蘇の葉の量が多く感じますがお湯に入るとすぐにしんなりして入れやすくなります。
ぬるめのお湯だと、あまり色・香り・風味が出ませんのでご注意ください。
③いろいろなバリエーション
赤紫蘇ジュースは酸味の強いものを加える事により、赤く色よく発色します。
レシピ等ではレモンをオススメしていますが、ほかにも純米酢やリンゴ酢などを加えてもまた違った風味に仕上がります。
また大量に作られる方は、市販のレモン果汁やクエン酸などでも美味しく仕上がります。
また砂糖についても、グラニュー糖はすっきりとシンプルな味わいに仕上がりますが、はちみつや黒糖などを
加えても美味しく仕上がります。もちろん、御家庭の上白糖でも美味しく作れます。
④日持ちについて
赤紫蘇ジュースを日持ちさせるためには、糖度、酸度が重要です。
※もちろん容器などの殺菌もですが。
長く楽しみたい方は砂糖を多めに使用し、甘めに仕上げて飲む際に水で割るようにしてください。
もちろんレモン等を多くいれても言いのですが、限度がありますしね~w
またお酒を飲む方は、焼酎・スピリッツ等を加えてリキュールとして保管も出来ます。
久しぶりにまとめて記載してみました^^ 是非皆さま、お試しくださいませ。
伝統の味、手造りの京漬物 ~京都大原 志ば久(しばきゅう)~ 久保 統
この投稿は 2013 年 7 月 7 日 日曜日 6:59 PM に ・赤紫蘇作りの事 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。