しば漬け・京のお漬けもの処 〒601-1241 京都市左京区大原三千院道 TEL:075-744-4893 FAX:075-744-3022

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2009 年 6 月 4 日

続き。

【どんでん】を行なった樽の中のしば漬けの外側を、しっかりと水洗いします。

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樽に戻して、アク汁が樽の中に戻らないように注意しながら洗い流してゆきます。

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洗い終えた樽の中。

真っ黒で何も見えない?

赤紫蘇を敷き詰めて、しっかりと風味を逃さないようにしているのです。

 

赤紫蘇のフタをめくると、

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ようやく【赤志ば】が顔を出します。

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茄子が色鮮やかに赤しその色を受け止めています。

あたりに発酵の香りが漂います。

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確認後、しっかりとビニールを締め直して工房へ持ち帰ります。

 

熟成の酸味、実は以外とフルーティ。

食卓の彩りのひとつとして、是非お試しくださいね!

2009 年 6 月 3 日

「赤志ば」と「きざみ赤志ば」の袋詰めのため、漬け蔵へしば漬けの樽を取りに行ってきました。

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昨年の夏に漬け込んだ「しば漬け」もずいぶんと少なくなりました。
今年も多くの御客様に召し上がっていただきました。

 

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漬け込み作業後、重石(おもし)をかけ出した頃はまだ樽の上に少し乗っかっていた
原料がずいぶんと減りました。

重石がしっかりとかかっているためです。

もったいない気がしますが、しっかりと重石をかけていないと日持ちがせず、また
風味も抜けてしまいます。

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重石を外して、一度樽をひっくり返します。

上に出てくるアク汁が樽の中に入らないように、一度洗う必要があるのです。

とはいえ、アク汁も赤しその色素が溶け出して赤紫色が鮮やかです。

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【ぷっちんプリン】の要領でひっくり返し、樽を抜いた状態(【どんでん】といいます)。

特に昨年漬けたものは色目が鮮やかに思います。

色素を添加せず、これだけの色を保つ。
改めて先人たちが守り伝えてきた、大原の赤紫蘇の偉大さに感服してしまいます。

・・・・・続く。

※画像が多くなったため、2回に分けて御紹介しますね!

2009 年 6 月 2 日

先日収穫した、菜種。

ここ最近の好天であっという間に、乾燥してきました。

今日も引き続き、天日にあてます。

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鞘(さや)の中が空っぽです。

弾けて実が落ち出しました。

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あと数日、天日にさらして乾燥させたら、足踏みをして篩い(ふるい)にかけて、

種だけを取り出します。

今年の秋も無事菜の花の種まきが出来そうです(収穫は来春です)。

ヨカッター!

2009 年 6 月 1 日

今日も朝から晴天の大原です。

漬け蔵に生えている柚子、今年もたくさんの白い花をつけています。

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花びらを一枚拝借して嗅ぐと、

柚子そのものの香りがしっかりとします。

秋には実をたっぷりと付けて、定番の京漬物「柚子だいこん(柚子の里)」に添える

柚子の皮を提供してくれます。

今年も豊作になってくれるかな?

2009 年 5 月 31 日

今日は絶好の行楽日和となりましたね!

午前中の製造作業が終わり、ふと空を見上げると、

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ツバメが三羽、電線にとまっています。

皆さん、見つけられますか??
写真の中央、少し左側。

ちょんちょんと3羽います。

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少し様子を見ていると、母ちゃん(父ちゃん?)がエサを運んできていました。

どうやら、巣立ちの練習みたいです。
姿は一人前ですが、まだぴぃぴぃエサをねだっています。

田舎の日常風景ですが、仕事の合間にほっとする瞬間です。

 

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店先では気温が高いこともあり、アイスきゅうりが好評でした。

初夏の日差しの中、アイスきゅうりの食べ歩き。

皆さんも是非お試しくださいね!

2009 年 5 月 29 日

本年度の赤しその植え付けが昨日(5/28)で無事すべて終わりました。

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ひとまず、一段落です。

これからは7月のしば漬けの漬け込みに向けて大きく育つように、
子守りならぬ、「しその守り」に専念しなければなりません。

栽培管理という言い方は、なんだか無理やり伸びるようにしているみたいで
あまり好ましくないように思います。

日々畑を見ることでしそたちがどのような状態なのか?少し手を掛ける
べきなのか?表情を見ているとなんとなく解ってきます。

甘やかさず、ほっておかず、必要なときだけ手を加えて。

赤しそたちが持っているチカラを存分に活かせるようなにもって行ける
「しそ守りのオッチャン」に徹したいと思います(笑)。

2009 年 5 月 27 日

京野菜のひとつ、【壬生(みぶ)菜】。

しゃきしゃきとした歯応えが特徴の冬野菜です。

志ば久では、旬の時期に収穫した壬生菜を糠漬けにして熟成、

都度樽から出して、糠を落とし細かく刻んで白醤油ベースの調味液に

生姜を加えて食べやすくし、【ひねの壬生菜】として皆様にお届けしています。

本日樽出しの瞬間を皆様にもお裾分け!

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よく熟成していて発酵したいい香りがします。

そのまま軽く洗っても充分に旨い壬生菜です。

 

 

2009 年 5 月 26 日

種を採るために残していた菜の花、志ば久にとってとても大切なものです。

菜の花漬(浅漬、糠漬)用の菜の花はすべて自社の畑にて摘んでいて、種も昔からのものを毎年採って、来年に引き継いできました。

ずいぶん、サヤが大きくなりました。

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本当はもう少しだけ畑に置いて、少し茶色くなってから採りたかったのですが。。。

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山鳩(ヤマバト)やスズメたちが食べに来ているようなので、昨日のうちに刈り取りました。

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軽トラックに満載!

持ち帰った菜種は、一週間~10日程完全に水分無くなるまで干して、最終的に【菜種】
だけに選別します。

ずいぶん多く見えますが、菜種だけにすると採れる量はほんのわずか。。。

来年の作付け分+α といったところでしょうか?!

今週は好天が続くので、しっかりと乾いてくれそうです。

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