しば漬け・京のお漬けもの処 〒601-1241 京都市左京区大原三千院道 TEL:075-744-4893 FAX:075-744-3022

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本年度も無事、梅干し作業が完了いたしました。

2013 年 8 月 23 日

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先日より干し始めていた南高梅、紀州小梅たち。

昨日すべて無事に樽に漬け込む事が出来ました。

 

南高梅は例年どおり3日間。

今年初めて漬けた小梅は、小粒という事もあり1日半で干し上りました。

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表面の網目はひっくり返した際についたもの。

また梅酢に戻すと無くなります。

あまりカリカリに干しすぎず、志ば久ではちょうどこの写真くらいのシワを目安に戻します。

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当店では管理しやすいように「半樽(二斗樽、36リッター)」へ漬け込みます。

干し上がった梅と同時に干していたもみ紫蘇を交互に何層も敷き詰めます。

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もみ紫蘇は表面に塩が浮いてくるくらいが目安。

毎日解しながら、均等に干せるようにこころがけています。

大原産の赤紫蘇は香りと風味が非常に良いので、このままカリカリになるまで干して

ふりかけにしても美味しいんですけどね~w

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一番上はもみ紫蘇でフタをするように仕上げ、梅酢を樽に戻したら完成!

あとは塩かどが取れるまで、蔵の中で静かに熟成させます。

 

大原の方は昨日夕方より天気が崩れましたが、何とか間に合いました。

今年は少し遅めの「梅干し」作業となりましたが、天気が崩れる前に仕上げる事が

出来てよかったです。

本年度漬け込んだ梅干したちの樽出しは早くても年明けから。

在庫の状況にもよりますが個人的には来年の夏まで1年は出来れば寝かせたいですね。

 

現在販売中の当店の紫蘇梅干したち(完熟大梅特製里の梅干し)は、一昨年に漬けた二年もの。

早出しのものに比べ、色目は落ち着いていますが塩かどは取れて、とてもまろやかになっていますので、

宜しければ一度お試しください。

 

今週末は天気が荒れるようです。

久しぶりの雨は農地にとっては恵みの雨ですが、最近は局地的な降り方が多いので、

お出かけの際は皆さまお気をつけくださいね!

 

伝統のしば漬け、手造りの京漬物 ~京都大原 志ば久(しばきゅう)~ 久保 統

 

この投稿は 2013 年 8 月 23 日 金曜日 7:35 PM に 梅干し カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。

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